クリーク・アンド・リバーがセミナー、6.0号機の出玉を分析
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業界動向
クリーク・アンド・リバーは4日、東京都千代田区の本社ビルにおいて、第4回「遊技塾セミナー」を開催した。「規制緩和で何が変わる!?」と題し、遊技産業研究所の鈴木政博代表取締役と、同社新機種情報室の鷲足光平主任が、新たな自主規制のもと開発されるパチスロ6.0号機の可能性について講義した。
鈴木代表取締役は、6.0号機の実質的な性能について、①一撃2400枚は可能か②天井はどのように搭載するか③純増は何枚まで可能かの分析結果について説明を行った。
①は、短時間出玉試験との兼ね合いがポイントになるとして「一撃2400枚はかなり難しいが、一例として最初の1000ゲームで2400枚出し、その後1600ゲームに到達するまでに400枚以上減らすことで、どちらの出玉試験もクリアするような機械を作れなくもない」と話した。
②の天井については、「5.9号機と違い、有利区間に突入してもランプを点灯させなくてよい。従って、有利区間に突入してもランプは非点灯のままで天井までカウントしていくという方法になるだろう」と予測。性能は「500ゲーム天井で基本的には100枚、200枚程度が獲得できるAT突入となり、たまに2400枚が取れることもありうるといった仕様が考えられるのではないか」と説明した。
③の純増枚数については、高純増になるほど通常時のベースも高くなるため「いかにベースが高くならないようにするかメーカーも色んな方法を研究中だ」と述べ、「純増枚数が多いほど、コインが減る区間を作らなければ出玉試験をクリアする範囲に収められないこととなる」と語った。
同氏は「AT機の復活、高純増機の登場など、ファンからすると目新しい機械が出てくるので、業界内でも期待感が高まっている。また天井機能やART(AT)機での設定差が可能となったことも5.9号機からの改善点で、これも大きな魅力だ。ただし差玉のリミッターが厳しくなったし、新規則の出玉試験に通らなければ実際問題、発売に漕ぎつけられない。メーカーの開発努力でどれだけ良い台が実現できるかが今後、注目される」とまとめた。
続いて登壇した鷲足主任は、純増枚数を2~3枚、4~5枚、6枚とそれぞれ設計した場合において、どのような性能やグラフとなるのかや、設定機能付きパチンコ機における設定示唆演出がどのようなものになるか講義を行った。
(日刊遊技情報)
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