ユニバーサル第1四半期決算、IR事業成長も遊技機販売低調
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業界動向
ユニバーサルエンターテインメントは14日、2019年12月期第1四半期決算短信[日本基準](連結)を公表した。2019年12月期第1四半期(2019年1月1日~2019年3月31日)の連結経営成績(累計)は、売上高226億3800万円(前年同四半期比プラス15.8%)、営業損失31億5200万円(前年同四半期は43億6900万円の営業損失)、経常損失44億8600万円(前年同四半期は757億2900万円の経常利益)、四半期純損失40億9300万円(前年同四半期は純利益1814億200万円)。IR事業は順調な伸びを見せている一方、遊技機事業における販売台数大幅減が響いた。
遊技機事業では、旧規則が主力機として活用されていることから市場が低調に推移しており、パチンコは1タイトル1491台(前年同四半期は2タイトル計2万2412台)、パチスロは4タイトル計9487台(前年同四半期は1タイトル1743台)の販売に留まり、売上高は53億9300万円(前年同四半期比マイナス47.0%)と大幅に減少。同社では今後も改正規則の施行による市場環境や開発環境の変化に柔軟かつ迅速に対応すべく、新たな取り組みや独自性を追求し、「チャレンジ」を行うことでパチンコホールの集客に貢献できる遊技機の創出に努めるとしている。
統合型リゾート(IR)事業の売上高については、167億7000万円(前年同四半期比プラス88.5%)を記録。調整後EBITDAも28億4200万円と前年同四半期の2000万円から大幅に増加した。IR施設「オカダ・マニラ」は来訪者数が増加しており、大手ジャンケットの追加・運営開始等も売上高増加に繋がった。またフィリピンのカジノ業界における総売上高についても前年から22.9%の成長を遂げている。
その他メディアコンテンツ事業等の売上高は4億800万円(前年同四半期比マイナス5.4%)だった。
(日刊遊技情報)
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